乾電池、液漏れのお掃除と原因

液漏れという乾電池の宿命

※ご注意~ここではアルカリ乾電池(以下、電池)のことを書いています

電池の液漏れという現象はやたらと起こるものではありませんが、リモコンや懐中電灯、プレゼンで使うレーザーポインターなど、決まって液漏れを起こす機器というものがあるようにも感じていました。

自宅のシーリングライト用のリモコンに入れている電池が液漏れしていたので、どうしてこういうことが起こるのか調べてみたら、これだけ技術が発展した21世紀にあってさえ、電池の液漏れは解決していない問題……いや、むしろそういう機能であるとさえ言えるぐらい、電池と液漏れは宿命の青い糸で結ばれていることに気付かされるのです。

素手はキケンです!

とりあえず、手元に液漏れしてしまった機器があるので、掃除の仕方をご紹介してみたいと思います。

液漏れの掃除

アルカリ電池の電解液は非常に強いアルカリ性の液体なので、手などの皮膚や目、衣服などに付かないようにしなければなりません。もし付いた場合には、大量の水で洗い流しましょう。また、そうなることを防ぐため、作業するときにはビニール手袋・保護メガネなどをして、慎重に作業しましょう。

1.電池を抜く

電池を交換しようとリモコンの電池カバーを開けると、あぁ……液漏れしていました。漏れ出した電解液が乾燥して、白い粉となってこびりついています。早速、ビニール手袋をし、保護メガネをかけてとりかかりましょう。

取り除いた電池は、お住まいの自治体の処分方法に従って適切に廃棄しましょう。

2.電解液の粉を除去

このリモコンの場合、電池カバー側はブラスチックを成型しただけの単純なもの。流水で洗ってしまえば問題ありませんね。洗った後はしっかり乾かしましょう。

端子の側に付着した粉は、

  • 水で濡らした布巾
  • 水で濡らした綿棒
  • 歯ブラシ

などで掃除します。

粉が飛散して目に入るなどしてはいけないので、息を吹きかけて粉を吹き飛ばすということは止めたほうがいいでしょう。

下の画像のように、構造的に端子が取り外せて、水洗いできそうなら、端子とリモコン(の汚れているその部分だけ)を流水で洗うのが一番手っ取り早いと思います。

あとは、水気を拭き取り、しっかり乾燥させ(端子などを外した場合には元通りセットして)、電池を入れて使いましょう。

ドライヤーで乾かすと結構熱くなるので注意です。

そもそもなぜ液漏れを起こすのか?

いろいろ調べてみると、大きく2つに区分できるようです。

未使用電池の液漏れの原因

  • 長期間に渡って保管した
  • 落下などにより変形した
  • 保管している環境が高温・多湿だった
  • 錆びた

といったことにより、使っていない状態でも液漏れを起こすということ。部品が劣化して弱くなったところから電解液が漏れるという、分かりやすい原因ですね。

ちなみに、自宅の乾電池を見てみたら、ほとんどの乾電池に使用推奨期限が記載されてました(乾電池そのものに記載がない場合、包装などに記載されているようです)。長期間に渡って保管する場合の目安になると思うので、古くなってしまう前に使い切りましょう。

使用中や使用後の電池の液漏れの原因

  • 電池の向きを間違えて挿入した
  • 電池がショートした
  • 異なる電池や新しい・古い電池を混ぜて使用した
  • 使い切った電池の放置した
  • 機器のスイッチを入れたまま放置した

様々な原因があるようですが、液漏れにつながるプロセスはどれも同じだそうです。

電池が電気を発生させる過程で、電池の内部で起こる化学反応によりガスが発生します。昨今の電池は、このガスを吸収する ”仕組み” を備えていたり、そもそもガスが発生しにくい ”仕組み” になっているのですが、上記のような異常な利用環境にある場合、ガスがその ”仕組み” の限界を超えて発生し続けてしまい、電池が膨張・破裂し、最悪、部品や電解液が飛び散ってケガをしたり、家電製品にダメージを与えることになってしまいます。

そこで、電池には異常に発生したガスを、電池が破裂しないように安全に外に排出する機構があらかじめ備えられており、この機構が機能してガスを排出したときに、一緒に電池内の電解液も漏れ出てしまう……それが液漏れという現象です。

電池内に溜まったガスを排出したら、電解液が漏れ出すことがある。つまりオナラをしたら思ず粗相してしまった……のと同じ関係なのです! 人間的な、あまりにも人間的な!

まぁ、この例えが必要だったかどうかは疑問ですが。

最後に

この記事を書いていて思い出したのは、うちのおばあちゃんが、使い切った電池を冷蔵庫に入れて復活させていたことです。冷蔵庫の卵置き場の一角に使用済みの電池を置いて冷やし、今一度機器に挿入して使ったり、新品の電池と混ぜて使ったり……昔の人はこうやって物を大切に使っていました。

今思えば笑い話ですが、事故につながる危険な使い方です。安全には代えられませんから、くれぐれも正しい使い方を心掛けたいですね。